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2006年06月05日

Nスペ『好きなものだけ食べたい』

2006-06-05.gif 昨夜のNスペ、観ました? 観ました? 観ました? 秋田の殺人事件よりも、村上ファンド報道よりも怒り爆発、思わずテレビの中に入り込み、映像に映っている人物を張り倒したい気分にかられた。
 その人物……ごく普通の一般家庭の家族である。おじいちゃん、おかあさん、こども……。いや、この家庭がごく普通とは思いたくはないが、どうやらここのようなケースが増えているのは確からしい。

 昨夜のNスペ『好きなものだけ食べたい~小さな食卓の大きな変化~』は、子どものいる家庭の食卓の現状を取材し、その問題点と解決策を提示するものだった。その現状がすさまじい。朝からラーメン、ロールケーキ、チョコバナナ、スナック菓子、炭酸飲料……添加物ばかりである。で、嫌いなもの(主に野菜)は食べないので平気で残す。それは給食でも同じで、その残飯の量がもの凄い。食糧難であえぐ国からすれば、これまた怒り爆発だろう。

 映像に映っていた家庭は、親と子どもで別々の食事を摂っていた。いや、一応、子どもにも同じ皿を用意するのだが(魚とか、野菜とか)、まったく手をつけないために、子どもには肉加工品系の冷凍食品を用意する。生産地も部位も不明な肉に、添加物バリバリのソース。添加物は自然原料のものよりもうまみを出せるため、よりおいしく感じられるもの。そんな人工的な味に慣れてしまうと、自然の味は物足りないし、子どもならまずく感じてしまうという(『Videonews.com』第262回 2006.4.7「それでもあなたは食べますか」ゲスト:添加物アドバイザー・安部司氏 を観ればよくわかる)。

 が、その子は、添加物でおいしく調理された冷凍食品であっても、中に野菜が入っていると、野菜だけをきれいによけて、肉だけを食べるのだ。その親の思考は「野菜嫌いは子どものうちだけ→そのうち食べるようになる。いまは成長期だから食べてもらうことが先決→食べたいものだけを食べさせる」というものだ。
 
 これがBSEにセンシティブな国民とは思えない。日本は食に対してうるさい国? いったいどこが? まったく、メディアや国が「恐ろしい病気の危険」を叫ばない限り、注意を払わないのだろうか。
 こんな偏った食事を長年摂っていたら、将来、身体が悲鳴をあげること請け合いである。いや、それだけでなく、次の世代の身体にまで影響が出てしまうともいう。
 いや、いや、いや、いや、将来や次世代どころではない。番組によれば、ここ数年、子どもの成人病が増えているというのだ(そういえば、もはや成人だけではないから、生活習慣病というようになったのだろうか?)

 ある程度の大人(若者)であれば、自業自得といえるだろうが、小学生の子どもに自業自得といえば、それは教育の放棄と同じ、大人の責任転嫁である。ってことで、番組では「食育」(食事に対する教育)というカリキュラムを実験的に導入している学校や、給食の野菜を自分たちの手で育て、野菜嫌いをなくした学校など、「食」に対する意識を変える試みが紹介されていた。とはいえ、いくら学校で教育しても、家庭が、親が食に対して「無知!」であれば、どうにもならない。

 それとも、この食卓の現象も、二分化しているのだろうか。食に対し気を遣う家庭と気を遣わない(あるいは遣っていられない)家庭。でなければ、かたや、これだけ産地や農法にこだわった食品がでまわることもあるまいに。

「食」といえば、もうひとつ。
 以前かかわっていた仕事(あるTV番組のWEB製作ね)で、某アウトドア系タレントが子どもたちとキャンプにでかけ、生きた魚を料理するという場面があった。子どもたちは「魚がかわいそう」とナイフを握ることができない。そのタレントは「食べるということは他の生命を奪うということであり、それができなければ食べる資格はない」というような内容のことを言っていた。かなり厳しいと思ったが、事実である。肉ばかりを好んで食べる子どもは、その肉が昔、生きていた動物だということをきちんと意識しているのだろうか。

「食育」とはきっと、健康についてだけでなく「生きるってなに?」ってことも教えるのだろう(たぶん)。「いただきます」という言葉は食卓に並んだ「生命」への感謝の言葉。家族そろって声に出して言う習慣は消えたとしても(すでに我が家では消えていた)、「食」への感謝の気持ちは忘れてはなるまい。

 ちなみに、観ていて張り倒したくなった「好きなものしか食べさせない」家庭では、料理を手伝わせることで、子どもが(自作の)野菜入りコロッケを食べることに成功していた。自分が「食」の現場に関わることで、食物や料理に対する愛着がわくらしい。食物アレルギーやトラウマは別として、本当に嫌いで食べられない食材というものは、子どもも大人も、ないのかも知れない。

投稿者 かめちゃん : June 5, 2006 12:37 PM

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