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2006年07月25日

Nスペ『ワーキング・プア』その1

2006-07-25.gif はたらけど はたらけど なお わがくらし 楽にならざり ぢっと手を見る

 一昨日のNHKスペシャルを観ていたら、石川啄木のこの歌が繰り返し頭の中で流れた。「ワーキングプア」――働いているのに豊かになれない……現代日本で起きている格差の現状をレポートしたドキュメンタリーだった。
 一億総中産階級社会は崩れ、その中産階級からボロボロとこぼれ落ちていく人々が増加しているという。定職に就けず(あるいは、自営の仕事がままならず)一日生きることがやっとの生活――いままでまじめに働いてきた、あるいはまじめに働こうとしている人々に起きている悲劇である。

 30代でホームレス――長く仕事を続けたいのに、家がなければ仕事もみつからない。ハローワークで仕事を紹介されても、電車賃すら払えず面接にいけない(電車賃ぐらい貸してあげればいいのに>ハローワークの人)。

 過疎化した農家――本職では年収30万円にもならず、父は出稼ぎ、長女、長男は別の仕事で家計をささえつつも、生活は苦しく赤字続き。村人たちのほとんどは、税金すら払えない生活に追い込まれ、つぎつぎに村を捨て去っていく。

 田舎の仕立て屋さん――注文はほとんどなく、食費をきりつめながら、妻の介護費用(1ヶ月7万円程度だったかな?)を支払っている。値上がりした介護保険料は払えず、役場と交渉……。

「貧乏人は死ねってことですよ」
 仕立て屋さんのそんなつぶやきが痛々しかった。

 ウチはまだ、中産階級にぶら下がっている。が、突然のリストラ、突然の病が降りかかれば、いまの生活はたちまち崩れ去るだろう。そのときに、安心して再スタートがきれるかどうか……。「じんせい~いろいろ~」とどこかの首相のように能天気に歌いながら、毎日、朝から晩まで低賃金の単純労働に明け暮れ、今日食べることだけを考えて生きていく……そんな生活ができるだろうか。

 どんよりと くもれる空を見てゐしに 人を殺したくなりにけるかな

 これも、啄木くんの歌である。生活に疲れ果てたら、そんな気分になるのもわかる。が、ちなみに彼って「(友人に金を)借りれど、借りれど、(遊廓で)遊んじゃって金がない」……だったってほんと? 肺の病を抱えながら病気の両親と家族を養う苦労はわかるが、もしそうなら、歌のイメージがくるっちゃうんですけど~!
 って話はさておき、昨日のNスペ……。

 さて……なんでこんな国になったかな。「格差が生まれるのは悪いことではない」と、「じんせい~いろいろ~」と歌っていた同じ人の口から出ていた。生活に窮する人々がでるのは承知の上の構造改革ってことだろう。冷たいなぁ……こっちは健康で文化的な最低限度の生活を営む権利(憲法第二十五条)があるんだぞ~……と、いったところで「世界的に見れば、まだまだ文化的でしょう」といわれてはい、おしまい! だろう。日本の文化水準は、マズローの5段階欲求(下から、1.生理的欲求→2.安全の欲求→3.親和(集団帰属)の欲求→4.自我の欲求→5.自己実現の欲求)の最低レベルの生理的欲求が満たされればいいという程度でいいのだろうか(いや、それすら、満たせない人がいるわけだが)。
 そんなの絶対ダメ。やっぱり文化的最低限度は、3レベル。「衣食足りて礼節を知る」なわけだから、衣・食・住・生命の安全に不安を感じない=文化的なのだ。

 じゃあ、どうすればいいのか……って、う~ん……ま、今日はここまで(逃げっ!)。

投稿者 かめちゃん : July 25, 2006 11:08 AM

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