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2006年09月11日

DVD鑑賞『スーパー・サイズ・ミー』

2006-09-11.gif 1ヶ月間、ファーストフードで過ごしたら、身体にはいったいどんな影響が出るんだろう? ってことで、監督自らが被験者となったドキュメンタリーフィルム『スーパー・サイズ・ミー』を観た。マイケル・ムーアを彷彿させるユーモアたっぷりの映像つくりで、なかなかに笑えるのだが、実験の結論は、笑えるどころかムンクの叫び、過ぎたるは毒、いと恐ろし……である。
 
 アメリカは言わずと知れた肥満大国。2002年、その国の少女がふたり「自分が太った原因はマクドナルドにある!」と訴えた。このニュースを知った映画監督、モーガン・スパーロック氏は「じゃ、検証してみよう」と自らの実験に立ち上がったというわけだ。

 彼は実験前に数人の医師のもとで健康診断を受け、絵に描いたような健康体とのお墨付きをもらった。その医師たちと栄養士の監視の下、1ヶ月にわたる「マクドナルド生活」に入る。朝も昼も夜もマック。おまけに、アメリカにはLの上に、スーパーサイズなる特大メニューがあり、販売員がスーパーサイズを勧めてきたら断らずにそれを頼む、というルールも設けた。
 映画はマクドナルド好きの若者(主に肥満のヒト)、医師、栄養士、弁護士、企業を守る圧力団体、それに監督の彼女(ベジタリアン!)らのインタビューに、現代アメリカ人の生活環境(ファーストフードが占める位置)などのレポートを交えながら、彼の実験の経過を追っていく(残念ながら、当のメーカーのインタビューはとれなかったようである)。

 監督の実験結果。1日3食マクドナルド生活をはじめて5日目には体重は5kg増加。体調を崩し、気分もうつ状態になりがちになった。17日を過ぎた頃には、肝臓は炎症を起し、ドクターストップ。が、彼はそれを無視して続ける。結果、30日後には、体重は10kg以上増え、お腹はぶくぶく、血圧、コレステロールは正常値を上回り、肝臓は堅くなり機能は衰えた(その後、8ヶ月以上かけて、元の身体に戻ったらしい)。

「自分が太った原因はメーカーにある」などという訴えは、あまりに身勝手、トンデモ訴訟と思うのだが(とうぜん、負けたらしい)、この映画を観た後では、そうそうトンデモではないのかな、と思えてきた。こんな極端な生活はしないにしろ、朝、昼、晩(おまけに間食)に高カロリーな食事を続けていれば、同じことが起きるだろう。
 もちろん、その責任は、食品メーカーにあるというよりは、子ども時代にファーストフードを初めとする高カロリー食品の味を習慣化させてしまった親にある。が、親も含め、食生活というものは、本人たちの意志の力だけではなかなか変えられない。それこそ病気でもしない限り、依存症のごとく身体自体が慣れた食べ物を求めてしまう。
 食品を売るプロなら、そんなことも踏まえ、毎日食べても健康でいられるメニューを提供してもらいたいのである。それが難しい専門店なら、タバコのCMよろしく「食べすぎに注意しましょう」「バランスよくいろんなものを食べましょう」ぐらいのコメントは、プロのモラルとして出してしかるべきだと思う。
 マックのようなファーストフード店なら、オーガニックのサラダバーガーに、つくりたてフレッシュジュースのセットをつくり、販売員は「スーパーサイズ」のかわりに、「低カロリーの健康メニューはいかがですか」と勧めるだけでも違うと思うんだけどねぇ。

投稿者 かめちゃん : September 11, 2006 01:00 PM

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