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2006年11月09日

著作権って……

2006-11-09.gif ここ数日、実家に行っていた。バスと電車を乗り継ぎ、片道3時間ちょっと。移動中は、たいてい本を読んでいて、行きは歴史系新書を読み、帰りはダン・ブラウンの『天使と悪魔(上)』を読んだ。ダヴィンチ・コードで一躍有名になった作家だが、前作のこっちのほうがおもしろいと聞いて、こっちから読み始めた。まだ上巻しか読んでいないので感想は後にするが、帰りの片道3時間は、この本のおかげで、あっという間だった。

 しかし、よくも小説のネタってつきないものだなぁ……と感心したところで、ふと、昨晩実家で観たテレビのニュースを思い出した。『銀河鉄道999』(松本零士著)の名台詞を槇原氏が勝手に歌詞に使った(つまりパクッた)という騒動。画面に出ていたのは松本氏で、槇原氏が自分のホームページで松本氏に反論(批難)したことにかなりお怒りの様子だった。

 知っていて拝借したのか、無意識にインプットされていた言葉を綴っただけなのか、それともまったくの偶然なのか……。まあ、これは本人のみぞ知ることだ。本屋に行ってもCD・DVD屋に行っても、それこそ五万と創作作品はある。いや、それどころか、いまやネット上では、毎時間、毎分ごとに、星の数ほどの著作物が生まれているのだ。もし、既出の作品の著作権を侵さないように注意するなら、それら膨大な作品をつぶさにチェックしないとこわくて創作活動なんてできやしない(ま、おおげさですが)。

 中学時代、なぜか発作的に、自分がいま考えている自分を意識するという妙な感覚によく襲われた(大人になったらなくなったけど、あれっていったい、なんだったんだろう……)。そのときに、たとえ世の中のことがすべて幻でも、いま考えている自分はぜったい存在してるよなぁ……と思っていた。で、高1の倫社か世界史で、デカルトの『方法序説』の有名な「我思うゆえに我あり」という言葉を習い「あっ! パクラれたっ!」と、なぜか悔しい気分に陥ったことを覚えている。先に生まれて、先に論文書いて発表したもの勝ちかよ……と400年近くも昔の偉人に向かってまったくアホなことを言っていたものだが、まあ、同じ人間、多かれ少なかれブレはあっても、誰もが同じような考えを持つものだ。それは「表現」にしても同じだろう。

 なので、どうもここぞとばかりに著作権を振りかざす芸術家には違和感を覚えてならない。もちろん、それは法的権利ではあるのだけれど、どんな作品も、意識的であれ無意識的であれ、既存の思考や表現に影響を受けている。似たような環境から影響を受けていれば、たまたま同じ表現をしてしまう可能性は否定できない。
 それとも、詩的表現で偶然同じ文言になる確率ってきわめて低いのだろうか? もし、法廷で争うことになったなら、そんな科学的根拠も提出される? だとしたら、裁判やって教えて欲しいな~。

投稿者 かめちゃん : November 9, 2006 10:19 AM

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