MENU
カメちゃんのお出かけ帳

チームマイナス6パーセント

かめちゃんのBlog

« 「和」の国のルール | メイン | 明るい未来? »

2004年02月21日

 「和」の国シリーズ(?)第二段。サブタイトルは「党首討論がつまらない」……でGO。
 今週の水曜日、今年初めての党首討論があった。だけどもう、メディアも大きくとりあげなくなってしまい「ああ、そんなこともやってたな」ぐらいの関心。だけどまあ、テレビも面白いものやってないし、たまにはちゃんと聴いてみるかと、衆議院TV(http://www.shugiintv.go.jp/)にアクセスしてみた(ここですべての審議中継が見られるんだよ)。
 で……やっぱ、つまらない。
 だっておんなじ話題ばかり取り上げて、互いにすれ違う意見を言い合ってるだけなんだもん。まあ、最初に農業ネタや特許ネタ(青色ランプ発明者の件ね)を入れたのは新しいけど「なに世間話してるんですか?」ってな感じで「ぼくも混ぜて」と誰でも参加できそうな流れだった。
 あいかわらず「おんなじじゃん」っていうのは、イラクへの武力行使と自衛隊派遣の話。野党側(って民主だけど)「大義名分なき戦争」vs 与党側(って首相だけど)「国連も認めた正しい戦争」。「非戦闘地域などない」vs 「戦闘目的ではなく復興支援」……。
 前にもこういうやりとりあったよなぁ……と、思い切りデジャビュ。そもそも「国連憲章」や「イラク特措法」の解釈自体が双方で違っているのに、上辺だけの議論をしていて、むなしくならないのだろうか。
 加藤尚武氏の『戦争倫理学』によれば、戦争目的規制(戦争に対する法)には三つの立場があるそうな。
1.絶対的平和主義……どんな軍事行動もダメ(自衛権もなし)
2.戦争限定主義……すでに起こっちゃってる戦火を止めるための軍事行動は許す
3.無差別主義……戦争は主権国家の自由であり権利なんだから、規制されるものじゃない
の三つ。
 この本によれば、第二次世界大戦前までの世界のルールは3番だったけど、あまりの悲惨な結果に反省して国連憲章をつくり、ルールを2番にした。だけど9.11以降、にわかに3番に移行しつつある……と分析している。
「和」の国・日本はいまは何番でもない。いったい、この国のリーダーたちは、この国をどうしたいと考えているんだろう。もし上の三つの立場が間違っているというのなら、どういう立場がベストだと考えているのか聞いてみたい。
 党首討論ぐらい、そういう根っこから掘り下げた議論をしてもいいのではないかと思うんだが、彼等に期待してもムダなんだろうか。
 賊軍の新選組(またかい)がもてはやされる日本では「世の中、善と悪の二元論なんかじゃ語れない」ってことはわかっているし、「正義や大義は、どうにでもひねり出せる」ってこともわかってる。そんなひねり出された言葉のやりとりよりも「今日は40分まるまる主権国家の自由と権利を戦争に対する法という観点から議論しましょう」なんて根っこの話を聞きたいと思うんだけど、聞きたくない?
 というのも、国のリーダーの根本的な思想がわからないことほど怖いことはない……と思うからなんだが、もしや、この国では、知ることの方が怖かったりする?


戦争倫理学
加藤 尚武

筑摩書房 2003-01
売り上げランキング : 163,430
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

投稿者 かめちゃん : February 21, 2004 04:37 PM

コメント


コメント用ボックス

コメントをお寄せくださる際は、お名前(必須)、メールアドレス(必須)、URLをご記入ください。




保存しますか?